Anna Izquierdo Gilabert / I’m okay
思春期とは複雑なもの…。自分ではコントロールできないほどの変化と発見が起こりうる。10代の頃がどんなに複雑だったかを覚えている人へ、、、。
バルセロナを拠点に活動する写真家・アーティストのAnna Izquierdo Gilabert初めての写真集です。本書は人生のなかにおいて奇妙で不器用なある時期を描き出しています。
2冊からなる本書は、女性の思春期における写真の活用について考察しています。 作者は10代の頃の自身の写真を再考し、作者と同じように自己認識、演出、実験、自分の外見のコントロールのためのリソースとして写真を使用してきたさまざまな歴史的時代の少女たちが、いかにして自分自身と自分の外見をよりよく理解しようとてきた方法を探るものです。
第1巻には、作者が4人の若い女性に宛てた、セルフポートレートについて論じた4通の手紙からなるエッセイが収められています。エッセイを通じて作者は、鏡を使うこと、芝居をすること、自己性愛、フィルターをかけること、ソーシャルネットワークの誕生などのテーマについて論じています。
第2巻の写真集では、作者自身の昔のセルフポートレートに立ち戻り、それらを現代社会に生きる青春時代の他の女性たちのポートレートに結びつけ、青春時代の違和感や疑問、儚さやぎこちなさといった感情が誰もが経験する普遍的なものであることを浮き彫りにしています。
タイトルの『I'm Okay』には、気持ちよさと気持ち悪さ、子供と大人の狭間、つまり自分の気持ちを明確に表現できることとできないことの狭間にある、思春期の女性の不思議な気持ちが集約されています。
出版社 publisher:Terranova
刊行年 year:2022
ページ数 pages:64+104
サイズ size:228x 164mm
フォーマット format:Softcover Double Volume – Perfect Bound + Exposed Smyth Sewn Binding
言語 language:English
付属品 attachment:
状態 condition:New
First edition of 300 copies